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【イタリア】ゴンドラの漕ぎ手って男だけ!?

水路を行くゴンドリエーラ 欧州3カ国(仏伊西)
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ARIAに魅せられて

天野こずえ先生の『ARIA』を読んでいたからこそ、ヴェネチアに憧れていました。

西暦2300年代、火星が水の惑星となりその入植地に“ネオ・ヴェネチア”というヴェネチアを再現した観光都市があります。主人公の水無灯里がゴンドラの漕ぎ手として観光案内をするウンディーネになる成長とほんわかストーリーです。

なので新婚旅行でイタリアの案が出たときはこうなりました。

イタリアに行くなら、ヴェネチア!

ヴェネチアに行くなら、ゴンドラに乗りたい!

 

漕ぎ手はほとんど男性

ヴェネチアについたとき作品の再現度が高く、すごく興奮したことを覚えています。

ヴェネチアは水の都で水路がたくさんあり、あちこちにゴンドラを見ることができました。

ですが、どこを見ても漕ぎ手が男性ばかりで少し驚きました。

2009年から女性の漕ぎ手もいらっしゃるそうですが、女性の漕ぎ手を見つけられませんでした。

ゴンドラの漕ぎ手も呼び方がウンディーネでなく、男性はゴンドリエーラといい、女性はゴンドリエーレというそうです。

このゴンドリエーラのお兄さんたち、めちゃくちゃムキムキなんですよ。

行った時期が夏だったので半袖の方が多く、太い横縞の服を着ている人が多かったです。

けっこう細マッチョな方が多かったように感じました。

横縞の色によって所属してる会社が違うのかな…なんて想像してました。

だいたい相場は80~100ユーロではあります。[1万〜1.3万円くらい@2020年9月現在]

旅行会社によって観光オプションがあるので、活用するのもいいと思います。

私たちはツアーではなく、観光オプションでゴンドラに乗りました。

少し船酔いするのかな…なんて思っていました。

ゴンドラのルート

カナル・グランデ(大運河)
   ↓
     水路(街中)
   ↓
カナル・グランデ(大運河)

サン・マルコ広場に近いゴンドラ乗り場から乗り、海側からみるヴェネチアを堪能しました。

ゴンドリエーラさんも漕ぎ方が安定していて、船酔いすることなく景色を見れました。

狭い水路をゴンドラが行き交い、少しスリルを味わいつつヴェネチアの裏側からの景色を見ているようで惚れ惚れしました。

セレナーデを見かけたらラッキー

同じ水路でもゴンドラに乗った後だと「この水路を通ったよね」なんて話すことができます。

ふと橋の上から水路を行くゴンドラに目を向けると、セレナーデが歌っているのを見かけました。

水の都にピッタリで絵になるなぁ…と、うっとりしました。

セレナーデも1人につき41ユーロとのことです。[5千円弱@2020年9月現在]

より特別な空間を楽しみたい人はセレナーデをお願いするのもひとつの手だと思います。

ゴンドラに乗ないで眺めるのも風流ですし、見つけられたらラッキーです。

移動手段は徒歩かゴンドラ

そういえば、相場よりもだいぶ安く乗れるゴンドラがあるそうです。

そのゴンドラは観光用ではなく、住人の移動用として使われているそうです。

ご存知かもしれませんが、ヴェネチアは至るところに水路があります。

こじんまりとした街なので橋や階段が多く、電車・バスはありません。

自転車さえも見かけないぐらい、徒歩がメインです。

また“カナル・グランデ”は大運河なので対岸に徒歩で移動するのは一苦労です。

そこで使われるのがこの2ユーロゴンドラもとい、ゴンドラ・トラゲットなのです。

観光客も乗れるので、移動の手段として乗ってみるのはいかがでしょうか。

優雅に水上バスの旅「ヴァポレット」

ゴンドラに乗るのも優雅でいい体験ができました。

次にヴェネチアに行く機会があれば、水上バス ヴァポレット に乗って水上エレベーターを体験してみたいです。

これもARIAにあったのですが、水上エレベーターは水門を開け閉めすることで高さを調整し、高低差を利用して移動するというものです。

その水上エレベーターが実在するのです。

これは体験する価値アリだと思います。

ちなみに、川上りツアーイル・ブルキエッロ(Il Burchiello))でこの水上エレベーターに乗ることができるそうです。

Il Burchiello

丸1日使うツアーで乗り場はヴェネチアですが、本土からだいぶ遠いところに行くそうです。

ガイドブックにもちょっとしか書いていないそうで、日本人観光客も少ないマイナーなツアーらしいです。

最後に…

初めて行く人はゴンドラに乗って、余裕があればヴァポレットにも乗ってみてください。

2回目以降の方はヴァポレットで水上エレベーターを体験して優雅な旅にしてみませんか?

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